2022年斑尾ジャズフェスティバル

8月20日、21日の2日間、斑尾高原で行われたジャズフェスティバル「斑尾ジャズ」に参加してきました。

我々Marble Jazz Orchestraは2日目午後の演奏。天候に恵まれ、素敵なステージにすることができました。

 

 斑尾ジャズの開催は3年ぶり。無事に開催できたのは実行委員会、ボランティアスタッフの皆様が一丸となって運営を盛り上げてくださり、合計30組に及ぶ出場バンド全員の「演奏がしたい!」という熱い思いを持ち続けたからです。

本当にありがとうございました。

 

〇Marble jazz orchestra ステージの模様はこちら!

https://youtu.be/U5t5y4N1h6E?t=12373

 

〇斑尾ジャズのHPはこちら!

http://www.madaraojazz.com/


【斑尾ジャズレポート】

大成功に終わった斑尾ジャズを詳しく振り返る企画です。今回は一曲一言と題して、曲目ミニ解説と、ソリストからのコメントをお届けします!

〇In the mood (Doc Severinsen"30 sec." ver.) By Joe Garland Arr. Jeff Tyzik

ステージを飾る最初の一曲は、原曲から30秒にギュッと縮めたショートバージョンです。

〇And that's that By Dennis Mackrel

古き良きカウントベイシーをTpソロフィーチャーでお届け。大人の色気、出せたでしょうか?笑

Tpソロ 鈴木よーすけ「曲の雰囲気を壊さないように心がけているので、ソロ以外を聴いてほしいです。」

Pfソロ 山崎恵美「ラッパソロの引き立て役として頑張りました」


〇Black Nile By Wayne Shorter Arr. Paul McKee

ジャズのスタンダードをビッグバンドアレンジでお届け。

Trbソリ1st tb  hikonobuさん「Trbパートソロ回し〜最後はTrb5人の団結力を見せるためsoliを作りました。解決せずホールトーンの不思議な感じで終わります(次のドラムソロ〜長いブラスsoliにつなげるため)」

As solo 永田カン「もっとバンドと渾然一体となりたかったけど楽しかったからOKです!!!!」

Dr solo 川口隼司「リッチを目指して半年間仕込みました。ナイスバディになれたかな?」


〇Against all odds By Phil collins Arr. David Stout

フィル・コリンズのヒット曲をこちらはSaxフィーチャーで。
広い高原で演奏するのにとても気持ちよい一曲でした。

As solo鍋田宗孝「多感な中学時代にMTVから流れてきたこの名曲をここに演奏できる幸せ」


〇No exit By Bill Cunliffe

最後はバディ・リッチの名(迷)曲で。難曲ですが、なんとか無事(?)ステージを締めくくりました。

Ts solo Shigeru「MJO昭和歌謡担当として『※Take The A2train』をフィーチャーすべきと猛省中🙇‍♂️(管理者注釈※あずさ2号)」

Tp solo こまちゃん「このソロは3/4拍子の部分でコード進行が単純だったため、クールな感じのソロになるように吹きました。」


【斑尾ジャズレポート2】

大成功に終わった斑尾ジャズを詳しく振り返る企画です。第2回は「甦れ青春。貸し切りバスの旅」です!! 斑尾高原へ、メンバーの一部は小型バスをチャーターして向かいました。 行楽渋滞に揉まれながらおよそ半日の小旅行、気分はさながら修学旅行です。

サービスエリアの休憩中に花壇ではしゃいだり、車内ではお菓子を囲んで思い出話に盛り上がりました。

高速道路での換気は勢いが凄かったです・・・。

首都圏を抜けてからは目立った渋滞もなく、お昼ご飯は「富倉そば」で天ざるそばを堪能。オヤマボクチをつなぎに使った珍しい一品に舌鼓を打ちました!

斑尾高原に到着した我々を迎えてくれたのは、美しい山々、澄み切った空気。

おおいなる大自然を前に(そして迫る本番を前に・・・)、胸を躍らせていました。


【斑尾ジャズレポート3】

『ドラマーK、マダラ王になる ~ 斑尾Jazz Another Story』

※脳内BGMで『milet×Cateen - Ordinary days / THE FIRST TAKE』

https://www.youtube.com/watch?v=8sJCPuweieA

を再生しながら読んでください。


今日はいよいよ、斑尾ジャズフェスティバル当日。

I君の運転で、関越~上信越道~飯山駅に向かう。


行程は順調で、予定より30分ほど早く飯山駅に到着し当日参加メンバーと無事合流。


名物の手打ちそばを食べて20分ほど山を登れば会場の斑尾ジャズフェスティバル メインステージ。


「順調すぎて怖いくらいですね。。」


まったりムードの我々の元にマーブルSNSから気になるメッセージが入った。


<<ハプニングはありましたが、辛うじて順調です h>>


「ハプニングって何ですかね?」

「コンミスが辛うじて順調って言ってるから、些細な事じゃない?」


「。。。他の人からの情報で、どうやらドラマーKさんが怪我をしたみたいです!!」


!!!!

皆に緊張が走った。


「他のジャズフェスで、ベーシストが事故渋滞で本番にこれなかったという話は聞いたけど。。」

「ドラムレスだと曲自体成立しないですよね」


そして今回の斑尾ジャズのステージでは、よりによってKさんの長尺のドラムソロもある。


彼は「ドラムソロを叩き終えた瞬間、俺はマダラ王になる」と事あるごとに宣言していたのだ。


「もしかして、万事休す の事態勃発ですかね。。」


そうこうしているうちに会場に到着。

控室でバンドメンバーと合流。


良かった。Kさんは会場には来ているようだ。

「Kさん!大丈夫だったの!」

「ありがとうございます!大丈夫です」

握手をしたKさんの手は包帯が巻かれ、うっすらと血がにじんでいた。


自分はもう、曲が成立するかなんてどうでも良くなった。心配すらしなくなった。

Kさんがマダラ王になれれば、それでいい。


*************


いよいよ斑尾ジャズ本番スタート!


Kさんのドラムソロがフィーチャーされる

「Black Nile」は予定通りの高速で演奏された。

どうやら手は大丈夫のようだ。


高速で複雑に絡み合うブラスSoliからテーマを乗り越え、ついに長尺のドラムソロ。


ソロに入った瞬間全員の心は一つになりKさんの成功を祈った。


私は右手をぐるぐる回してのアオリ。ピアノEさんも負けじと手を回して煽っていた。


そして長い長いスネアロール!


客席からは拍手が!


ラストのスティック投げも、予定通り隣のTさんの足元に落下!


客席からは爆笑と「あ~」という声が!


斑尾ジャズにはたくさんのバンドが出演しているが、

拍手と爆笑を同時にいただいたのは、マーブルJOのこの瞬間だけだと思う。


夏の斑尾高原で、マダラ王子がマダラ王になったお話でした。


実際の演奏映像はこちら


【斑尾ジャズレポート Final】

金木犀の香り漂う10月が始まりました。

 

横濱ジャズプロムナードは10/9、すみだジャズフェスティバルは10/16、と本番が近くなり、ソワソワしているマーブルジャズオーケストラの投稿をポチってくださり、ありがとうございます。

 

今回は、斑尾ジャズレポート最終回として、バンマスこぼれ話をお届けいたします。


《バンマスこぼれ話》

バンド名の『マーブル』は、『大理石』の意味ではなく、『マーブルチョコレート』のイメージで決めました。

個性的なメンバーが集まっている感じを可愛く言葉にしたときに、あのカラフルさがいいね!と。

バンド名を変えたのは2008年、14年も前でメンバーも入れ替わっていますが、個性的なメンツであることは、受け継がれています(笑)

斑尾遠征で、その個性が発揮された、そんなお話をさせていただきたいと思います。

 

遠征前、しおり作成チームが自然発生しました。自発的なところから、すごいでしょう!(自慢)

 

作成ミーティングもオンラインで数回開催され、綿密な旅程の時間試算+グルメスポット検索+近隣観光スポット検索+レイアウト+フォントのこだわり+キュートなイラスト+校正+丁寧な印刷⇒冊子となって、しおりの完成!(写真ご覧ください)

 

バイク乗るのが楽しいと話してくれたトランペット吹きクンは、渋滞を考慮した平均時速から到着予定時刻の割り出しを。しおり作り発案のドラマー氏は、レイアウトのこだわりはもちろん、フォント、そしてぬかりない校正まで。スバ!そして可愛いイラストを提供してくれたピアニストちゃん!みんな、音楽だけじゃないって、ズルいぞ。

 

なかなかしっかり雨が降っていたため、飲まざるをえない宴会では、(あくまで、雨のせい!笑)、普段穏やかにしているトランペッターの辛口トークがきけたり、頭脳派トロンボーン氏ってば、猫好きなのか、とか。ジャズイベントなのに、ジャズ以外の音楽のお話に花が咲いたり。ジャンルなんて関係なく、音楽ラブなんですよね。

 

ペンション絵日記の豪華な夕飯をいただいて、マーブル恒例のジェンガして過ごしていたら、私の晴れオンナパワーがやっと届いたようで、夜空が見えてきて!急いで、予定していた花火大会&星空ウォークを決行。20代から50代が一緒に集まって、胸キュン花火。アオハルには、実年齢なんて関係ありません。カメラ上手なメンバーももちろんおります。メンバー撮影の星空もご覧ください。

 

夜中は、ちょっとしたアクシデント(レポート3参照)にみまわれたので、大人たちは、しっとりと飲みながら、半ば惰性でUNOをしながら、BGMは昭和歌謡でした。やっぱり、尾崎紀世彦!そして布施明!からの研ナオコ“カモメはカモメ”!ちあきなおみも外せません。堺正章、石川ひとみ、聖子ちゃん、中森明菜、駆け足で口ずさんでました。ジャズイベントの前夜に(笑)

 

個性的豊かなメンバーは、ほんとに個性的に、新しい一面をみせてくれて楽しい宿泊でした。(完)

 

マーブルチョコレートみたいに、カラフルなTシャツを来て、

10/9は横濱に、10/16は両国に参上いたします。

 

メンバーの表の顔、じゃなかった、演奏姿をぜひ観にいらしてください!お待ちしております!!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました◎

 


次回はゲストも交えて新曲も演奏予定です!

★Marble jazz orchestra出演情報★


横濱 JAZZ PROMENADE 2022

10/9(日)14:45~15:25
みなとみらいクイーンズサークル

https://jazzpro.jp/city_live


すみだストリートジャズフェスティバル

10/16(日)16:00~16:40両国駅前ステージ出演
https://sumida-jazz.jp/sj/

川崎ジャズプレイヤーズフェスタ2022 (KJPF2022)  Big Band Day

11/6(日)川崎産業振興会館 1F大ホール 13:45~ 

https://www.kawasakijazz.jp/program/detail2022/20221106.php


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